朝、鏡の前に立ったとき、たった1つのポツンとした赤みや吹き出物を見つけて、一気に心が重くなった経験はありませんか?
「あんなに頑張って丁寧にケアしてきたのに、たった一晩で全部無駄になっちゃった…」
「たった1つか2つの肌荒れすら改善できないなんて、私って本当にダメだな」
10個あったお悩みのうち、9個が良い方向に向かっていたとしても、たった残りの「1個」の肌荒れを見ただけで、「あぁ…やっぱり全部ダメだったんだ」と自分の努力をすべて切り捨ててしまう。
もし今、あなたがそんな風に自分を責めてしまっているとしたら、どうか少しだけ立ち止まって、この記事を読んでみてくださいね。
今回は、完璧主義な人ほど知ってほしい、肌荒れの負のループから抜け出すための「心の向きの変え方」についてお話しさせてください。
努力している人ほど、自分に厳しくなってしまう
「頑張った分だけ、まっすぐキレイになりたい!」そう願うのは、本当に当たり前のことです。
お肌のために食事に気を遣ったり、スキンケアの手順を徹底したり、睡眠時間を確保しようと努力したり…。
あなたが日々重ねてきた努力は、本当に素晴らしいものです。
それなのに、昨日まで調子が良かったはずのお肌に、今日またポツンと新しい吹き出物が見つかると、まるでこれまでの努力がすべて水の泡になってしまったかのような悲しさと絶望感に襲われますよね。
「自分のケアの仕方が間違っていたのかな…?」
「やっぱり私のお肌は、何をやっても変わらないのかな」真面目で一生懸命な人ほど、理想の状態と現実のギャップに傷つき、自分を厳しく評価してしまいがちです。
でも、まずは知ってほしいことがあります。
あなたが落ち込んでしまうのは、あなたがそれほどまでに「自分の身体と心を真剣に愛そうとしている証拠」だということを。
絶望ループを抜け出すための「たったひとつの解決策」
繰り返す肌荒れと、そのたびに訪れる落ち込みのループから抜け出すために、今日から意識してほしいことがあります。
それは…
「後退した2歩」を数えるのをやめて、あなたの手元に確実に「残った1歩」を全力で探してあげることです。
たとえば、以前より全体的な肌の状態が良くなって「3歩前進」したとします。
しかし、今日新しい吹き出物ができて「2歩後退」したと感じたとしましょう。
完璧主義な傾向があると、下がってしまった「2歩」ばかりに目が向いてしまい、「前進どころか後退してしまった」「元通りどころかマイナスだ」と絶望してしまいがちです。
ですが、よく計算してみてください。
3歩進んで2歩下がったとしても、あなたの手元には確実に「1歩分」の進歩が残っているのです。
後退した部分にばかり意識を向けるのではなく、手元に残ったその「1歩」を宝探しのように見つけてあげること。
これが、肌荒れから脱出するための第一歩になります。

なぜ「残った1歩」を探すと、お肌の準備が整うの?
「後退したことより、残った1歩に目を向けるだけで、本当にお肌に関係があるの?」と疑問に思われるかもしれません。
実はこれには、脳と身体の仕組みが深く関わっています。
脳は「欠けているもの」を探してしまう生き物
私たちの脳には、もともと「不完全なもの」や「欠けているもの」に強く反応して注目する性質があります。
丸い円の一部が欠けていると、無意識にその欠けている部分ばかり見つめてしまうのと同じです。
そのため、10個のうち9個が順調であっても、残りの「ダメな1個」に脳が勝手にフォーカスしてしまうのは、ある意味で自然な反応でもあります。
しかし、「2歩下がったこと」ばかりに意識を集中させて自分を責め続けていると、体内ではストレスホルモン(コルチゾールなど)が分泌され、自律神経のうち「交感神経」が優位な状態(非常事態モード)が続いてしまいます。
身体が緊張状態になると、血管が収縮して血流が滞り、お肌の修復に必要な栄養や酸素が行き渡りにくくなってしまうのです。
「1歩の成長」を見つけると、回復のサイクルが動き出す
逆に、手元に残った「1歩」の小さな変化やポジティブな側面に目を向けてあげることで、脳は『あ、今は安全なんだ』『ちゃんと前に進めているんだ』と安心します。
身体がリラックス状態(副交感神経が優位な状態)に入ると、強張っていた全身の血管が広がり、お肌の健やかさを取り戻すためのポジティブなサイクルが自発的に動き出します!
「減点」を探して身体を緊張させるのをやめ、「加点」を見つけて安心させてあげること。
これが、お肌本来の力を引き出すための何よりのプレケアになるのです💖
過去の私が「2歩下がった影」に怯えていた頃の話
今でこそ、こうして心の柔軟性やお肌との向き合い方をお伝えしている私ですが、かつては極度の完璧主義でした。
お肌にポツンと吹き出物が1つできただけで、「もう終わりだ…今までのスキンケアもインナーケアも全部意味がなかったんだ」と激しい絶望感に襲われていたのです。
朝、洗面台の鏡を見るたびに自分の顔に「ダメ出し」をして、100点満点じゃない自分を毎日のように責め立てていました。
その頃の私の顔は、不安と緊張でいつもこわばっていて、血色も悪く、どんよりとした表情ばかりしていたのを覚えています。
宝探しのように「残った1歩」を探してみたら
そんな限界を感じていたある日、思い切って「完璧を目指すのをやめてみよう」と決めました。
そして、鏡を見る視点を少しだけ変えてみる思考を始めたのです。
新しい吹き出物ができて落ち込みそうになったとき、あえてお肌をじっくり観察して、こんな風に声を出してみました。
「確かに今日は1つ荒れちゃったけれど…そういえば先月よりも赤みが引くスピードが早くなったかも?」
「全体的な肌のザラつきは、前より少しマシになっているんじゃないかな?」
下がった2歩を見るのをやめて、手元に「残った1歩」を宝探しのように一生懸命探してあげるようにしたのです。
すると、とても不思議な変化が起こりました。
「私、ちゃんと前とは違う。少しずつだけど変われてるんだ!」という小さな納得感と自信が、お腹の底から湧き上がってきたのです!
心がふっと軽くなると顔の強張りが取れ、笑顔が増え、結果としてお肌の調子も穏やかに整っていくのを感じました。

「加点方式」で自分を見つめた先に待っている未来
お肌や自分自身を「減点方式(ダメなところを探す)」から「加点方式(できているところを探す)」へとシフトしていくと、あなたの日常にはこんなに素敵な変化が訪れます。
- 🤍毎朝の鏡の時間が「ダメ出しの時間」から「小さな成長を見つける時間」に変わる
- 🤍たった1つの不調に振り回されず、「まあいっか、ゆっくり整えていこう」と思える心の余裕ができる
- 🤍リラックスすることで血流が促され、お肌のターンオーバーを優しくサポートできる
- 🤍自分を褒める習慣がつき、お肌の状態に左右されない凛とした美しさが内側から溢れ出す
お肌のコンディションは、天候やホルモンバランス、日々のストレスなどによって絶えず波のように変化するものです。
決して「右肩上がりで真っ直ぐ良くなる」だけが正解ではありません。
何があっても、「一歩ずつ進んできた自分」を誇らしく思い、愛してあげられるようになっていきましょう🫶🏻️︎🤍
今夜からできる、あなたへの小さなアクション
完璧な右肩上がりなんてなくて大丈夫です。
大切なのは、たとえ押し戻されたように感じたとしても、あなたの手元にしっかりと残っているその「1歩」を大切にしてあげることです。
1. 鏡を見て「また戻っちゃった」と思ったら、まずは深呼吸をする
2. 「でも、この残った1歩は私のもの」と心の中で呟いてみる(または口に出してみる)
3. 「先週より良くなっている部分」「今日頑張ったこと」を1つだけ探してめてあげる
まずは今夜、スキンケアをするときに、鏡の前で「今日まで残ってきた1歩」を優しく見つけて、ご自身を褒めてあげてくださいね♡

あなたが自分に優しい視線を向け始めた瞬間から、心とお肌の新しい変化が静かに始まっていきます。
焦らず、あなたのペースで歩んでいきましょう。
※ 本記事で紹介している内容は、筆者の個人的な体験およびメンタルケアの実践に基づく感想です。
お肌の症状が重い場合や改善が見られない場合は、無理をせず皮膚科等の専門医にご相談されることをおすすめいたします。

